私たちが起きていられる時間は
限られています。
起きている時間とは、
活動するための時間です。
眠っている時間は
生きるための時間です。
★
もう何にもしたくない、
ただ眠っていたい。
それではいけないと思いつつ、
そんな気持ちに何度もなったことが
ないでしょうか。
仕事の疲れがどっと出て、
休日は寝て過ごす。
いえ、きっと、
平日休日を問わず、
職種を問わず、
しっかりと睡眠時間を8時間確保し、
計画的に過ごされている方も
おられると思います。
ただ、少なくない方が、
平日はだいたい5,6時間睡眠で、
休日は10時間睡眠。
もう少し管理している人で、
平日は7時間睡眠で、
休日は…。
いずれにしても言えるのは、
たっぷり寝たはずの休日にいざ、
起きあがってもぼーっとしていて、
気がつくと夕方になっている。
これにお酒が加わっていたりすると、
一日があっという間に過ぎていく。
これ、四半世紀前の私のパターンでした…。
これではいけないと思って、
お酒を控えて、
休日も何かと早起きして、
起きている時間を長くして、
いろんなことを試してみました。
仕事している時間以外に、
あれをやる時間、
これを試す時間…
自由な時間は限られてるんだから、
最低これだけの時間を何とか捻出して、
どうしても足りない部分は
ちょっとだけ睡眠を削って…。
最初何とか確保していた
6時間の睡眠時間が
5時間になり、4時間になり、
短時間睡眠もたまにだからいいだろう、
そう思った翌日は間違いなく、
意識が朦朧として使い物にならず、
夕方には居眠りして一日が終わる。。。
しかも、ボディブローのように
その疲労は時間を超えて蓄積される。
今のあなたはいかがでしょうか。
自己の啓発に走り、
やりがいを求めて転職を模索し、
人生の夢をひねり出そうとやっきになって…。
うまくいっていますか?
あなたの想い願う夢が描けたとして、
それはとてもとても素晴らしいことだけど、
達成して、はい、おわり、ではなく、
そこには間違いなく継続が求められます。
求めるのは究極には自分自身で、
その故に愛情が行動に転嫁できているはず…
…はずなんだけど、
仕事の時間を除くとどうしても時間が足りない、
だから重い頭を回転させて
何とか気合で乗り切ろう…。
あれ、何か思い描く1/10もうまく進められないな。。。
そんな感じと並行して、歯車が狂いだし、
描いていたはずの夢が遠のき、
自分にはやはり無理だったのかな、と落ち込み、
引きこもって眠り続けたくなってしまう。
★
やりたいことの形や種類は違っても、
あるいは従事している仕事が異なっても、
ここには1つ共通点があります。
それは、優先順位を考慮せず、
ひたすら詰め込んでいるということ。
あるゴールに達してお仕舞ではない、
と先に書きました。
だとするなら、描けた未来に進むために、
継続することを継続する上で必要なことは、
体(感覚)と頭(思考)と心(感情)が
バランスよく保たれていること。
続けるために、
集中力を維持するために、
食事と同じくらい大切なことが睡眠です。
最初に、眠っている時間は生きるため、
と述べました。
自分自身のコンディションを整えることは
それほどに必要で
これが整っているあなたは意識せずに
パワフルです。
その上で、同じ時間起きて何かをするなら、
趣味なり、好きなり、使命感なり、
だといいですよね。
それが収入に繋がるなら、
もっといいですよね。
そんなの無理と言う方もおられますが、
起きている時間は何かしているんだから、
起きている時間を自分にとって
最大限有効に使えるようになれば、
無理ではなくなります。
それを私たちは、
好きを仕事にする、と言うのでしょう。
人生は短いというけれど、
人生を起きている時間と眠っている時間の
総計とするならば、
当然ですが、起きている時間はもっと短いです。
その時間をどう生きるか、
その時間を生きるためにどうしたらよいか
あなたにとっての最適な時間配分について、
一度“時間を取って”考えてみてください。
ー今回の表紙画像ー
『国立国会図書館へ』
調べ物があって、初めて行ってきた。
図書館という言葉とは裏腹に、アーカイブが中心でした。見たかったのは、我が国最古の趣味としての釣りの原本。さすが国立機関だけあって、ばっちり見ることができました。
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