その時間はちょっともったいないかも

日々の棚卸

 

タイムイズマネー。時は金なり。

 

時間の使い方に関する本は数多く、

セミナー、講演会も昔からあちこちで

開催されています。

 

成果を出すにはどうしたらいいか、

効率的に使うにはどうしたらいいか、

といったことが、

 

個人的に集中できる時間帯を意識して、

習慣化を意識して、

何曜日の何時ごろは何をして、

 

といったところまで落とし込んで

自分オリジナルの時間の使い方を

作り上げていく、

 

などというのもあるようです。

 

実際には、体調、気分や、

突発的な用事のようなアクシデントまで、

様々な要因によって

時間のやり繰りが難しい時もあります。

 

真っ当な感じがする使い方もあれば、

そんなことやるの、というものもあるけれど、

時間をどう使うかということは、

とても大切なことですよね。

 

上述の内容に違和感があるとすれば、

時間に追われたり、圧迫感を感じたり、

ということかもしれませんが、

 

それは、自分なりの時間の使い方に

脅迫的、神経質になるからであって、

 

リラックスして実践していく分には

何某かの得るものがあると思います。

 

だって、

自分の人生のために時間を使いこなそうと

しているわけだから。

 

先に体調や気分によって、

思い通りの時間の使い方が

難しい時もあると述べましたが、

 

時間は自分のために使うものなのだから、

 

元気が出ない時も、

ときめくような何かがない時も、

何にものめり込めない時も

 

そんな自分に寄り添うため時間を使うのは

とても大切な使い方ではないでしょうか。

 

その“症状”としてあらわれているものは、

 

これまでの生き方を見直す、

自分の中に解決のヒントを探す、

新しい場所へ向かう時期が来た、

 

などのメッセージと理解すれば、

 

たとえ日常のルーティンに

時間を費やせないとしても

やはり意味があるはずですから。

 

そんな時、

いっぱい迷っていいし、失敗も結構。

 

だって、動くからそうなるわけですからね。

 

 

自分なりの時間の使い方が

うまくいかないパターンの一つに、

 

気がつくと計画した行動が、

いつの間にか疎かになっている、

ということがあります。

 

感情に乗っ取られてしまっている時です。

 

この症状もまた、

メッセージではあるのですが、

そのままの放置の時間はもったいない。

 

もっとも、

湧き上がってくる感情自体には

何の責任もありません。

 

とある精神科医はその昔、

感情をおならに例えていました。

 

「湧き上がってくる感情は、

皆さんの屁のようなものです。

こんなものにいちいち責任を感じるのは

おかしなことです」

 

湧き上がってくる感情自体は

囚われなければ、

時間と共に自然に通り過ぎていきます。

 

ですが、そこに囚われてしまうと

あっという間に時が過ぎてしまいます。

 

過ぎる時ってどのくらいかご存知ですか?

1週間、2週間、1か月…?

 

それで済めばいいけれど、

時には何年、何十年なんていうことも

決して大げさではなくあります。

 

その間、ことあるごとに

体に反応が出るほど心の奥底で

何かを恐れ、腹を立て、抑鬱に苛まれ、

 

自分を受け入れることができず、

自らの『不足』を感じる、

という“フェイク”の中で

 

おかしな男らしさや

奇妙な女らしさ、

仕事上の評価に魂まで絡めとられ、

 

本当は足りているはずの『不足』を

何とか補完しようと、

 

涙ぐましいほどの努力であがきながら

自分を叱咤してしまう。

 

その必要以上の頑張りが、

もしかすると自分自身を貶めているかも

しれないことにも気がつかないままに。

 

 

湧き上がってくる感情自体は変えられないし

不都合だからと無視・否認をするのは

もっとよくありません。

 

ですが、

その感情をストレートに表出するのではなく、

折り合いをつけて、

 

感情に心と身体が支配占有される状態から

自分を解放することはできるはずです。

 

繰り返しになりますが、

“その”感情、恐れや怒りや無力感に

時間を占領されるのはもったいないです。

 

好きで占領されているわけではないというなら、

手放しましょう。

 

苦しいと感じるのなら、

苦しいと感じさせてくれる心と身体に

感謝しましょう。

 

なぜかと言うと、

 

その時間の使い方はもったいないこと、

苦しめる大元の感情を手放す必要性を

教えてくれているからです。

 

その時間の使い方の外に出て、

なぜ苦しいのか、その感情の意味は何か、

 

それを探してみてほしい、

というメッセージと捉えれば

その症状自体がまさに福音ですよね。

 

その苦しい感情を

手放すことから始めてみましょう。

 

よく言われるように

苦しめる感情を手放すと、

それに付随して不要なものも離れていきます。

 

今のあなたにとって、

 

不要な関係、

不要な行動、

不要な場所、

不要な出費、

不要な癖、

不要な批判、

不要な持ち物、

不要な考え、

不要なものの見方…

 

不要なものが離れていくと、

そこに新しい必要なものがあらわれます。

 

自分が変わる、人生が変わる、とは

そういうことだと私は考えています。

 

あなた自身を苦しめ、

その感情をデフォルトとするような

時間の使い方はもったいない。

 

それを変えて生きましょう、

そのために不要なものを手放していきましょう、

という提案です。

 

 

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ー今回の表紙画像ー

『桜満開』

定点観測した桜の気も満開。

車のフロントガラスには散り始めた桜の花びら。

家で桜で一杯。

んまぁ~い。