幸福なこれからを取り戻して継続するために

日々の棚卸

 

好きなことをしてみる。

大切なことに取り組む。

今を楽しむ。

 

自分の人生を生きる上で、

心がけたいというか、

実践したいことです。

 

よく言われることですが、

Noと言う人は、いないはず。

 

好きなことと言っても、

別に一生かけて取り組むような

凄いことでなくていい。

 

素敵なコンサートに出かけて

素敵なアーティストが奏でる

素敵な曲を楽しむ。

 

素敵な海辺の夜景を見に行って、

ついでに大きなお魚を釣り上げて

おいしいお刺身を食べる。

 

素敵な友達とハイキングに出かけて

山の上から素敵な風景を眺めて、

おいしいお酒を一杯やる。

 

任された仕事を同僚と協力して

想定以上の成果に仕上げて、

素敵な評価を得る。

 

なんだ、ただ、素敵という言葉を

付けただけじゃないか、

という方は、

 

ご自身にとっての素敵を

イメージしてください。

 

ともかく、そんなおそらくは

その人ごとにいくらでもあるはずの

“素敵”な今を実践しているにもかかわらず

 

そこで得られるはずの

楽しい、嬉しい、気持ちいい、が

身体の奥底まで響かない、

という方がいます。

 

いくら試してみても、

 

底流には暗闇が漂っているような、

得られた楽しさ気持ちの良さが

表層的なまやかしであるような、

決してそこから抜け出せないような、

 

そんな世界が巣食って感じられ、

 

それが気持ちの良い時間を

余韻として固定してくれない。

 

もちろん、

カウンセリングでいうところの

アンカリングもうまくいきません。

 

これからもそうである日常を

実現していけるという感覚を

宿してくれない。

 

シンプルに言うと、

何をやっても考えても感じたとしても

気持ちの良さ、幸福感が

根付いてくれている感じがしない、

 

もっとシンプルに言うと、

結局これからも、

良い方向に変わらない人生が続く、

 

そう感じてしまうからでしょう。

 

そして、つい、

過去のせいにしてしまう。

 

あるいは、つい、

自分の運命のせいにしてしまう、

 

つい、周囲の問題にすり替えてしまう。

 

そんな風に考えても、意味はない、

と言えば意味はないのですが、

そう考えずにはいられないですよね。

 

いつ変化するのかもわからないまま、

辛い日常を何とか変化させようと

あがいているあなたにとって、

 

底流を流れる闇が晴れる見通しを

得られないのは、

 

ケージの中をゴールを求めて走る

ハツカネズミのように

消耗ばかりする感じがしてしまいますから。

 

 

幸せは、

一朝一夕で実現できるとは限らないし、

一度達成したらそれがゴール、

というものでもありません。

 

(変わることができる人は

パッと変わることができるそうですが、

私には無理でしたし、

今もきっとそうなったら無理でしょう)

 

そういうわけで、

こう書いている私もまた、

いつ幸せ感を失うことも十分

ありえます。

 

でも、その上で、

幸せは2つの方法で

少しずつ醸成していくことができると

思っています。

 

1つめ。

無意識をそのように書き換えることと。

 

これは経験値を積み重ねていくことです。

アンカーリングの効用が語られますが、

それはあくまで結果の話です。

 

もう1つは過去の解釈を書き換えること。

 

これはある程度の、体感に関する学習が

必要になります。

 

この2つの方法を、

車の両輪のように走らせて

実践していきます。

 

最初は苦しいかもしれませんね。

 

そもそもが、

何をどうやっても不快感

(=哀しさ、辛さ、怒り、絶望など)に

包まれる解釈をしてきたのだから。

 

あなたがあなたの人生を生きて

今こうなっているように、

 

他者は他者の人生を生きて

今そうなっていて、

 

それがあなたと他者の中で生じる

おおきな大きな

すれ違い、勘違い、受け止め違いなどで、

 

人の中にいることが苦しくて

仕方がなくなっているとするなら、

 

その中で生きざるを得ないあなたは、

あなたが楽に生きられるように

あなた自身を変えていくのが手っ取り早い。

 

そもそも、

自分を変えないまま、

他の誰かも世の中も変わらないですから。

 

 

無意識の書き換えとは、

エイや、と一つの出来事を書きかえる、

というイメージではありません。

 

私たちは生まれてからこれまでに

無数の出来事と無数の解釈を

自分の中のクラウドメモリにため込んでいて、

その集積によって解釈し、

行動を起こしています。

 

時々取り上げていますが、

意識受動仮説によれば、

私たちが意識するコンマ数秒前に

“その”行動を起こしている。

 

では何が“その”行動を起こす

きっかけになっているかと言えば

それは無意識がベースにあります。

 

あなたの底流を流れている闇の領域もまた

無意識に蓄積されたいくつかの経験や

その解釈、当時の無力感が元になって

生じたことだと思います。

 

ですから、その経験に纏わる部分を

新しい経験で書き換えていくわけです。

 

ただし、ここには

解釈という言葉が入っている通り、

そして前述の車の両輪の例えのとおり、

解釈の書き換えが必要になります。

 

解釈の書き換えは理屈で行うことは

非常に困難です。

 

なぜならその解釈は、

解釈と言いながらも、実は、

身体の反応(=胸の痛み、恐怖、落ち込み等)、

いわゆる生理現象に近い領域に

基づいているからです。

 

つまりそれほど根深くあなたの中に

染み渡って“反応レベルで”常識化

されてしまっているわけです。

 

それを書き換えるには、

カウンセリングを受けたり、

同じ悩みを持つ仲間の間で吐露したり、

時には、元凶となっている誰かに会ったりして、

 

出来事そのものではなく、

その出来事を思い出すたびに生じる

鈍い痛み苦しみ蔑みなどを

冷静に書き換えていく必要があるわけです。

 

『冷静』に、『

生理現象』レベルの『、

感情』を

書き換えていくのですから、

 

そうそうすぐに実現するのは

難しくなるわけですが、

 

あなたの身体、

あなたの人生、

あなたの心なので、

 

あなたがあなたを大切にしよう、

それによって大切な人々をも大切にしよう、

そう決めれば少しずつ実現していけます。

 

書き換えが進んでいくと、

幾ばくかの経過の後で、

それらは過去の適切な場所に

戻って今を責めなくなってきます。

 

何をしてもどうやっても、

受け止め方で経験が

肥やしにも不幸にもつながるので、

 

ただ行動して経験を積むのではなく、

無意識に蓄積する『生理現象』に基づく

『感覚』を書き換えるための

 

学習(という名の身体の反応の書き換え)が

有効になります。

 

経験は、トライアンドエラーの連続です。

何をしてもいいし、失敗から学べばいい。

 

勘違いしやすいのは、

積み重ねる経験は受け身ではない、

ということです。

 

少なくとも蓄積される感覚、

後々に影響を与えてくるそれは、

 

自分がどう解釈し、

どう振舞い、

どう受け止めていくか、

によって決まってきます。

 

そうやってしっかり時間を取って、

生理現象レベルの自分の反応を変え、

無意識を書き換えていくことが、

 

幸福なこれからを取り戻すことになり、

その積み重ね、試行錯誤を惜しむことなく

続けることで永続化することもできます。

 

つまりは、

自分の人生は自分で変えていける

とういことなんですね。

 

 

MDL(My Dear Life)の概要を知りたい方はこちらへお越しください

https://nBkBtBnihidetBkB.com/meeting/

 

個人の相談はこちらへどうぞ

https://nBkBtBnihidetBkB.com/business/

 

 

ー今回の表紙画像ー

『GUINNESS』

英国のギネスは味はいいんだよね。