自己肯定感とは癒しを内在化すること
癒しと自己肯定感。二つの間にはギャップがある。両方とも、前世紀末には心理の世界で普通に使われていた言葉で、前者は多くの人が求め、後者は回復を目指す多くの人が自他を批評するときの指標とした。 私は、巷に蔓延る…
癒しと自己肯定感。二つの間にはギャップがある。両方とも、前世紀末には心理の世界で普通に使われていた言葉で、前者は多くの人が求め、後者は回復を目指す多くの人が自他を批評するときの指標とした。 私は、巷に蔓延る…
社会人スタートの日は雨で、とても寒かった。新入社員はすべからく前泊の上バスで入社式に向かうことになっていたが、ごく個人的な理由から私は大学の後輩の下宿に泊めてもらっていた。「ありがとな」とまだ寝ぼけ眼の後輩にそう言って玄…
先日、買い物中に母親らしき女性が男の子を叱っている場面に遭遇した。男の子は6,7歳くらいだったろうか。「だって・・・」と泣きじゃくる男の子の手を握りながら、女性が「だってじゃないでしょ、言い訳する子はママ嫌いよ」とちょっ…
家族は大切だと思いますか? こう問われたら、「当然でしょ」と答える人が大多数だと思う。 あまりよくない家に生まれ育ち、肉親を忌み嫌う人なら「別に」と素っ気なくいうかもしれないけど。 あなたは自分オリジナルの感性を持ってい…
今回は、少しずつ自分を取り戻すことが理解できるようになってきたけれど、まだ自分の中の感情に振り回されている方に読んでいただきたい内容だ。自分の感情を振り回す(と思い込んでいる)周囲を変えようとすることより、自分自身の変化…
今日は、時間を超えて悪影響を与え続ける過去と付き合う話。 これを読まれているあなたは今、何歳だろう。どこで、何をしていて、暮らし向きはどうで、どんな人間関係を持ち、どのくらい不満があるだろうか…
幻想、ファンタジー。今見聞きしているはずのリアルな世界を、幻想と呼ぶことに抵抗のある人がどれだけいるだろうか。しかし、現実を見るとこう解釈する方が逆説的に筋が通る。幻想という言葉に抵抗があるなら、物語と言ってもいい。比喩…
父が家を出て、家族がバラバラになって苦しんでいた時期があった。それと同期するように、学校で、会社で、暮らしていた町の中で、人の行為に違和感を感じることが増え、それが自分に向けられたものでなくとも、何か気に入らないことがあ…
ずっと昔、混乱していた頃は、思いを馳せる余裕がなかったけれど、当然のことながら私にも大切な存在がありました。長い時間を共にするうちに根付いた愛着の感覚が今の自分を自分足らしめていて、ときに歪んだ見方があったとしてもその大…
幸せですか、と問われて、はい、私は幸せです、とはっきり答えられる人が私たちの国にいったいどのくらいいるのかな、と思うときがあります。はっきり「幸せです」と答えられる人は、おそらくこのサイトにそれほど用はない気がしますが、…
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