望む未来って何だろう
先日、早めの墓参りをした。盆は叔母の都合がつかなかったからだ。叔母は癌を押してでも顔を出したいらしく、まだメンタルが十分でない妹のことも考え、車を出した。墓は2時間に一本しかバスが通らないような僻地にある。母が半ば縁が切…
日々の棚卸先日、早めの墓参りをした。盆は叔母の都合がつかなかったからだ。叔母は癌を押してでも顔を出したいらしく、まだメンタルが十分でない妹のことも考え、車を出した。墓は2時間に一本しかバスが通らないような僻地にある。母が半ば縁が切…
日々の棚卸私たちは日々変化している。 体の細胞は2週間あれば入れ替わるというし、おじさんになって随分代謝と瞬発力と回復力が衰え、それと関係あるのかわからないが多少は人間が丸くなった気がする。人は間違いなく変わっていく。 もっとも、…
日々の棚卸何かをしようにも手につかない、冷静に考えられない。気が付くと“あること”ばかり考えている。いや、そんな生易しいものじゃない。もうその“あること”に心を奪われ、そこから湧き上がる感情が頭の中を、体中の血管を、胸の隅々まで駆…
日々の棚卸受容する、受け入れる、受け止める。 対象となるのは、素の自分。傷みの感情にまみれた見たくない自分。自分自身の中で目一杯忌み嫌っているものだから、自分の周囲からも社会からものけ者にされている(ように感じている)自分。惨め、…
日々の棚卸友人と話し込んだ夜更けの帰り道で、パソコンのディスプレイから窓に映る空を見上げて、人でごった返す地下鉄の改札を足早に抜けながら、ふと物憂げな感慨に陥る時、町の中を流れる川の風景を思い出す。しばらくするとそこに釣り糸を垂ら…
日々の棚卸あるはずのない答えを求めて、随分彷徨っていた時期があった。『正解』がほしかったのだろう。何に対する正解かさえまともに考えずに、ただ昔はあったはずの何らかの答えを探し求めていたわけだ。 『正解』はあるにはあったが、拍子抜け…
日々の棚卸わかりやすいことをやる、わかりやすいところから入っていくというのは、物事を修得する際の一つのコツみたいなものだと思う。心のことで言えば、共感しやすいとか受け入れやすいということだ。何事も最初からうまくこなすことができれば…
日々の棚卸私たちはどの時間帯を生きているだろうか。 今ここと言われて久しい。というか、ずっと昔から言われているような気もする。 人生を楽しむ秘訣、それは今ここに生きることだ、なんて。 子供の頃、授業を聞かずにボーっと…
日々の棚卸梅雨の時期は体が重くなる。1年で一番調子がよろしくない。 今年はそれほどでもないけれど、塞ぎ込みやすくなるし、腸の働きが悪くなる。時々ランチで一緒になる知人は「僕は6月生まれだからこの時期は調子がいい」と実しやかにそうい…
日々の棚卸ネットニュースでアレックスシアラーの新刊の宣伝を見たこともあって、当時暮らしていた町の図書館で彼の名がついた本を手に取ったのは10年以上前のことだ。邦題は『スノードーム』。読んでみると題名と物語が微妙につながらなかったの…
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