20代から30代にかけて
原因不明の体調不良や体の痛みに
苛まれ続けたことがありました。
今よりずっと若くて体力があって、
適度な筋トレとジョギングもしていて
(お酒は飲んでいたけど) 睡眠もとって
食事も野菜中心で偏食もなく、
規則正しい?生活をしていました。
(なぜこんなに痛いんだろう…)
(なぜこんなに気持ち悪いんだろう…)
理由もわからず、
QP ○○〇 ゴ〇〇ドを飲み続けて
凌いでいた時期でした。
傍からはよほど
健康体に見えたからでしょうか、
若いのに何言ってるんだ、
という感じでまともに取り合って
もらえませんでした。
そうこうするうちに
症状が明確に出てきました。
どんな症状かと言うと…
熱が出ているわけでもなければ
特に寝不足というわけでもない翌朝、
朝からずっと体が重く、
それが一日中続いて、
ガス欠の自動車のように、
ダラダラとしか動けない。
激痛ではないけれど、
右のこめかみだったり、
首筋や右肩だったり、
ふくらはぎの中央部だったり、
胃の入り口だったり、
左脚の付け根や股関節だったり、
局所的なところに
ジンジンともキリキリとも
表現しかねる痛みが続いて、
何かに集中することができない。
二日酔いでもなければ、
傷んだものを食べたわけでもないのに、
嘔吐感が続いて胃が気持ち悪い。
どの症状も不定期にあらわれては
30代の初め頃まで随分悩まされました。
特に困ったこと、
半月ほど咳が止まらず、
咳止めを飲んでも症状が治まらず、
おまけに歩いて生じるわずかな振動に
薄い胸の筋肉が揺れて痛み、
同時に痛みで両腕が肩より上に
あがらなくなったことがありました。
私は特にマッチョな体系でもないので、
胸の筋肉の量はごく人並みなのですが、
そのたいして量のない筋肉が
歩くだけでジンジンと
共鳴するように痛みを発しました。
近隣の内科、外科、呼吸器科を梯子して
訪ねて回るのですが、
咳止めと痛み止めを処方されるのみで
「風邪」で片付けられる始末。
「咳をしすぎると、
胸の筋肉の繊維が切れて
傷むこともあるかも」
という説明を
受けたこともありました。
とにかくこの頃、体の不調を催しては
あちこちの医者や薬局を訪ね歩いては
原因もよくわからないままに
いい加減よくならないものかと
思っていたものです。
ひと月近く発熱が続いたこともありました。
38度前後の熱が出て、
解熱剤を飲むと半日ほど下がるのだけど、
安静に過ごしていたにもかかわらず、
またぶり返す。
かかりつけの内科医もなぜだろうと
首をかしげていました。
そう言えば、帯状疱疹が腰やお尻に
頻繁に出た時期もありましたね。
★
後年、それもかなりの時を経て、
そのようなこと、つまり、
原因不明の疼痛や嘔吐感などの症状に
苛まれることがなくなってからのことです。
苛まれなくなっただけで、
体調を崩すことはもちろんあるのですが、
今はそのカラクリが見えてしまっているので
思い悩んだり、右往左往したりすることが
なくなったという意味です。
長年会わずにいた母が交通事故にあい
ICUに担ぎ込まれたと連絡が入り、
会いに行ったことがありました。
長い年月の間に、
すっかり年を取った母親は、
白くなった頭と志和の刻まれた顔で
久々にあらわれた息子にどう接してよいか
わからなかったようです。
手を握ってくれと言っていたので
息子が現れて嫌がっているようには
見えませんでした。
数日後、発熱した母は2週間ほど
熱が下がらず、
若い医者が困っていました。
手術は成功し、術後も良好、
入院していたこともあり、
環境は悪くないはずで
原因がわからなかったためのようです。
「熱はウイルスによるわけだし…」
それがその医者のコメントでした。
母は自らの人生に再び現れた息子に
混乱したのだと思います。
想い描いたものからは程遠い
来し方が去来し、
折り合いをつけようとして、
その方法がつかめないまま、
年を取って自分が置かれた状況を
どう捉えたらよいのかわからず、
それが発熱という症状となってあらわれた、
と私は考えています。
★
心と身体はつながっている。
折に触れてそうお話ししています。
最初に、20代の私が患った
様々な症状の話をさせていただきました。
生きていて苦しくて仕方なくて
その原因を探ることもままならず、
自身を癒し、勇気づけることもない日常に
もう一人の自分が繰り返しくりかえし
つきつけてきたもの、
あるいはメッセージとして送ってきたもの
それが体にあらわれた症状でした。
ほら、俺はここにいるぞ、
こんなにボロボロなところがあるんだぞ、
過去という土台もグラグラで、
今を生きる幹はガタガタで、
求める未来も見失ったままだぞ、
そう伝えてきていたのだと
今ならよくわかります。
あるいは、
それに対処していない自分に対して
体の症状として私の目の前?に
あらわれていたのだと思います。
疼痛の度合いや帯状疱疹は
体の健康のみならず、
心の健康の指標なのだと思います。
標題のとおり、
躰を痛めるほど思い煩う事なかれ。
そのメッセージをしっかりと受け取り、
自分を軽んじることなかれ。
怒りも哀しみも不安も恐怖も、
ほどほどにしましょう。
過ぎれば体を痛めつけるだけだし、
その感情もまた、
あなたの前にあらわれたメッセージ。
できることはあるはずです。
そう、症状こそは、
そんな世界にいる必要なんてないんだ、
そう言っているのだと思うのです。
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ー今回の表紙画像ー
『五月晴れ』

カマキリの赤ちゃん発見。
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