今いる場所に満足していますか。
“その”場所がごく稀にしか居ないなら、
それほど気にもならないでしょうが、
人生の多くの時間を費やすなら、
満足、いえ、まあまあいいか、と
思えるようでないと、
日常がなかなか辛いですよね。
あなたにとって、
居場所と考えているのは
どんなところでしょう。
あなたがイメージできる、
あるいはそう思っている場所を
イメージしてください。
★
“その”場所に、いつまで居続けるか、
いつそこから出るかは、
当然ながら人によって異なります。
“その”場所とは、
親と暮らす家だったり、
結婚して暮らしている部屋が
当てはまると思います。
あるいは、
お金を稼ぐための職場だったり、
学ぶための大学だったり
するかもしれません。
“その”場所が、
居心地が良いこともあれば、
一瞬たりともそこに居たくない場合も
あるでしょう。
これはいったい何なのでしょうね。
実際のところ、
居心地が良い理由も悪い理由も、
だいたい同じようなところに
帰結する気がします。
何よりもまず、
心身が安全だと感じるか、
危険だと感じるか。
これは何にも増して
大切な要素であることは
間違いありません。
ここがおかしいが故に、
多くの方が苦しんでいるのですから。
法律も少しずつ整備されていますが、
まだ十分とは言えません。
続いて、
お金を気にする必要があるか。
これも大きな要素ですね。
他にも、
そこに居て面白いかどうか、
自分の感じることをそのまま
受け止められているか、
そこから未来に向けて
希望をもることができるか、
などというのも
あるかもしれません。
私たちは生きていくために、
幾つかのことを必要とします。
生まれ育つ中で、
家族、特に親との愛着は必須です。
世の中の繋がりを必要とし、
心身を痛めつけない方法でお金を稼いだり、
する必要があります。
自分のことを考える必要があるのは
もちろんですし、
養う家族、子供がいれば、
そのことも考える必要があります。
★
さて、
もしそこに居るのが本意ではない、
としたら…。
大人になって、
自分で決断できるにもかかわらず、
今もまだそこに居るのは
何故なのでしょうか。
そこに居ることで
何をしようとしているのでしょうか。
というより、
ささやかながらであるにしても、
何を期待しているのでしょうか。
その結果?
どうなろうとしているのでしょうか。
…他に、歩むことが可能な
人生はないのでしょうか。
★
少し具体的に考えてみましょう。
例えば、
今もまだ、親の元に居なければ
いけないのでしょうか。
あなたはもう、
親の庇護を受ける必要もないし、
親の価値観に縛られる必要もありません。
自分で稼いで、
自分で自分の生活を構築して、
やりたいことを選択して、
生きていけばいいですよね。
例えば、
今もまだ、その人と一緒に居なければ
いけないのでしょうか。
愛情としがみ付きは異なります。
正しさと幸福感も異なります。
自分を必要以上に痛めつけてまで、
自分を必要以上に犠牲にしてまで、
自分を必要以上に制限してまで、
誰かといなければいけないことなど、
一切ありません。
例えば、
今もまだ、その職場で働かなければ
いけないのでしょうか。
お給料が良いから、だとか、
待遇がいいから、だとか、
大企業で安定しているから、と考えて、
自分が苦しくなるほど、
やりたくないことなのだけれど、
いつも同僚や上司から
いじられてばかりで嫌なのだけれど、
つまりは、
そこに居るのは苦痛でしかないけれど、
それでも、
そこに居るのでしょうか。
人生100年時代と言いますが、
逆に言えばたかだか100年。
意識した通りに考えられて、
意図したとおりに体が動く時間は
そこまで伸びていません。
要するに、人生は短い、ということです。
今の”その場所”に居続けたとしても
あるいは”その場所”から出るとしても、
選択するのはあなたです。
“その”場所は
自分の居場所ではないとして、
あなたが今“その”場所を
出ていくとすれば、
生活も、人の関係も、先行きの見通しも
なかなか得られなくて、
最初は苦しいかもしれません。
仮にそうであっても、
未来を信じて自分の生き方を追求して、
『次』を選択するのは自分自身です。
いつまでそこに居ようとするにしても、
いつまでそこに居続けざるを得ない、
と感じているとしても、
“そこ”があなたの居場所でないのなら、
“そこ”で生きる時間は、
あなたの人生を浪費しています。
繰り返しになりますが、
理由はどうあれ、
今そこに居ることを選択しているのは、
あなた自身です。
最初に申し上げた通り、
ほんとうは…などと言わなくても、
そこに居るのもそこから出るのも
あなたの自由なんですよ。
そんなこと言ったって、
という方にはゆるりと考えることを
お勧めします。
自分を追い込んで、
自分を悪く捉えて、
自分を切羽詰まらせたところで、
導くことができる答えは、
怖れに苛まれた未来だけです。
あなたはあなた自身を生きるために、
ここまで生きてきました。
その人生を、
一時の怖れに躊躇して、
諦める必要なんてないんです。
あなたを幸せにするのは
あなた自身の責務。
どんな一生を生きて、
どうなったら悔いないのか、
冷静に振り返ってみましょう。
MDL(My Dear Life)の概要を知りたい方はこちらへお越しください
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ー今回の表紙画像ー
『街の月』
買い物からの帰り、地下街を出たらお月様が見えた。

今シーズン?初のブリ大根。
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