元気が出ない。
誰にでもある状態ですよね。
友達と遊びに行こうとしても、
録画した番組を見ようとしても、
家の掃除を始めようとしても、
なぜだか元気が出ない。
いわんや仕事の時なんて…。
なぜだか元気が出ないんだけど、
そう言えばここのところよくそうなるなあ。
いや、実は前からそうだったのかなあ。
…
★
元気が出ない中には、
頭では分かっていても
身体がついていかない、
ということがあるように、
心が、情動がついていかない、
ということもあると思います。
もちろん、
頭でもわかっていなくて、
ただ元気が出ないと漠然と
感じることもあると思います。
これは一時的か常態になっているかで
対処が変わってきます。
最初に、
元気が出ないとは、
どんな状態を指しているのでしょうか。
何か常に冷めていてのめり込めない、
どこかで嘘くささを感じて没頭できない、
望みからずれたことをしている気がする、
とか、
何か違うと感じることに時間を
費やしてしまっている、
それやって何になるのと感じてしまう、
などということもあるでしょう。
もしかすると、
ちょっと気持ちがブルーになっていて
元気が出ない、
ということもあるのかもしれません。
では、そもそも
元気が出ないということは
どういうことなのでしょうか。
熱があるとか風邪をひいているとか、
莫大な借金を抱えているとか、
そういったケースはおいておくとして、
元気が出ない時に、
はっきりと、こう言う理由で
自分は元気が出ないんだ、
そう言える人はどのくらいいるのでしょうか。
大失恋してしまったり、
親友と仲違いしてしまったり、
大切な試験に落ちてしまったり、
時には秋のもの悲しい夕暮れに
佇んでいて、
だから、僕は/私は元気が出ないんだ、と。
こんな時には、
しっかりとその想いに沈み込んだり、
ゆっくりと休息を取った後、
それまで目の前をスルーさせていたことを、
とりあえずやってみたり、
心の奥底にちょっとした力が
また湧き出していないかを確かめたり
しているうちに、
気がつくとそれまで感じられなかった
元気が感じられるようになると思います。
元気は、
自分の存在とある種、
表裏一体的な部分があって、
風邪を引いた身体が
自然治癒で治っていくように
元気が出なくなった状態もまた、
休息を取りながら同じように回復を促して
いけばよいでしょう。
★
ですが、
元気が出ない状態が、
季節性や突発性ではなく、
いつの頃からか慢性化している、
という場合もあるかもしれません。
そうなってくると、
必要な対処もまた異なります。
というより、先に述べたような
ちょっと休息を取って目の前のことに
取り組んでいても元気が感じられず、
それが常態化してしまっている、
ということですね。
この状態になると、
日常で行うこと自体の中に
無理が入り込んできているのかもしれません。
元気は、心と身体の奥底で、
自己の肯定性と繋がっています。
自己の肯定性とは、
時々申し上げているように、
自分が今ここに存在していることが
当たり前であること自体が当たり前である、
そんな感覚のことです。
根本的な自分の存在に
疑いを持たない状態のことです。
大人になると皆そうなるという意見は
明らかに筋違いです。
いえ、そうなるとしても、
放置しておけば解決するという
類のものでもありません。
自分らしさ、
自分の弱さ、
もう一人の自分を認め、
それらの自分と共に生きている人は
そうなっていないでしょうし、
そうなったとしても自分を取り戻せばいい。
ともかくも、
元気が出ないが常態化しているとは、
少なくともあなたにとっての
“自分が存在していることが当たり前”を
失うことで、
自己の肯定性自体に
ひびが入っていたり、
欠損してしまっていたり、
消えかけてしまっていたり、
液状化した土壌にうずまりつつあったり、
ということが考えられます。
その状態では
元気を出す、元気を感じるための
もっとも基礎的な部分が揺らいで
機能していないため、
どんなことをやっても
どんな気持ちでやろうとしても
どんな工夫をしても
元気が出ない、となってしまっています。
他者は本質的に自分を傷つけられません。
あなたを傷つけるのは残念ながら
本質的にはあなた以外にあり得ません。
自己の肯定性に
ひびが入っていたり、欠損していたり
ということが発生しているのは、
あなたの一部が不足してしまっている
ということです。
どこかに、
いつかに、
遠ざけてしまったり
無視してしまったり
見ないようにして蓋をしてしまった
あなたはいないでしょうか。
傷ついて、よれよれになって、
もしかすると格好悪くて
でも必死に生きてきたあなたを
どこかに置き放したままにしていないでしょうか。
その統合が最初に求められます。
これを地道に繰り返していく中で
少しずつ元気(勇気と呼んでもいいでしょう)を
感じられるようになるんですね。
私はその統合が行われることを
自己の一体化と呼んでいますが、
別の角度から言えば、
元気が出ない状態の把握とは、
自己の一体化を測る尺度にもなりえて、
言い換えれば、
自分との付き合い方を知ることにも
つながるということです。
人は無駄なことはしないとよく言いますが、
無駄なことは感じない、も
またしかりだと思います。
そこに感じる何かがあるなら、
それが不都合なことであっても
あなたがより良く生きるための指標を
指し示してくれていると
言えるのだと思うのです。
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ー今回の表紙画像ー
『真冬の公園』

冬のカモさん。。。
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