求めないと与えられない

日々の棚卸

 

求めよ、さらば与えられん、

という言葉があります。

 

私自身は特にそうとは思いません。

 

でも、求めなければ与えられない。

というのは一つの真実ではないのかな、

と思うことはあります。

 

自分が求めてることがわかってないと、

与えられていても気づかないことが

少なくありません。

 

また、

 

自分が求めていると思い込んでいるものが

本音とかけ離れているほど、

与えられないこと=結果に振り回されます。

 

自分が求めているものは何だろうということを

誰もが考えたことがあると思いますが、

明確に答えられる人が

どのくらいいるのかなと思う時もあります。

 

それともう一つ。

実は心の奥底で、

求めることを怖れていることもあります。

 

求めていることが見えなくなっている理由、

それは何でしょう。

 

自分が求めているものが別の何か、

たいていは世の中の価値観に惑わされていることを

感じ取れている人、意外に少ないかも。

 

 

とても有名なお話に、

とあるビジネスマンと漁師の話があります。

 

あなたもどこかで読んだことが

あるかもしれません。

 

概略、こんな話です。

 

とあるビジネスマンが

観光で訪れた海辺の町で、

漁から戻ってきた男に挨拶をします。

 

ビジネスマン

「大量にとれたね。これだけ獲るのに

どのくらいの時間がかかったのかな」

 

漁師

「ほんの2,3時間てところさ」

 

ビジネスマン

「え? なら、もっと長い時間漁をして

もっとたくさん獲ればいいのに」

 

漁師

「なぜだい?生活にはこれで十分なんだよ」

 

ビジネスマン

「じゃあ漁以外の時間はどうしてるのさ」

 

漁師

「家族と過ごしたり友人と酒を酌み交わしたり

歌を歌ったりしているよ」

 

ビジネスマン

「驚いたな。ボクは大学院で経営学を学んで

会社を起こしたからわかるんだけど、

 

あなたはもっと魚を獲れば

大きな船が買えて、

そしたらもっとたくさんの

魚を獲ることができるよ。

 

私と同じように

会社を起こすことだって可能さ」

 

漁師

「そうなるにはどのくらいかかるんだい?」

 

ビジネスマン

「時間のことかい?

そう、10年か20年くらいかな。

会社の経営が軌道に乗って自社の株を売れば

大儲けできるよ」

 

漁師

「なるほどね。で、それから?」

 

ビジネスマン

「そうしたら、海辺の素敵なコテージでも

買い取ってのんびり暮らすことができるよ。

朝はのんびり起きて、家族とゆっくり過ごして、

釣りやサーフィンをしたり、友人と酒を

酌み交わしたりの幸せな暮らしができるよ」

 

漁師

「それは今私がしていることさ」

 

一見、現代ビジネス社会における

ビジネスマンの勘違いと

漁師が素朴に実現しているものの

対比のようにも見えるけれど、

それもまた求めるもの次第。

 

ただ、

私たちが求めるものはだいたいにおいて

自分にとって気持ちがいいものであって、

 

その本質を考えれば、

人との比較や

ため込むためにため込んだお金や資産が

 

ゴールになりえないのも

誰もが感じていることだと思います。

 

お金も資産も会社も儲けも、

何かを得るための手段の一つであって、

それ以外の方法を考えていないだけで

あったりもします。

 

求めるものは、気持ちがいいもの、

それも目立たないけれど、

安定していて長く続くものであり、

 

気心の知れた人々との

暖かい雰囲気、時間であり、

自分が攻撃されない状態であり、

その中、あるいはその延長上での

楽しさだったりすると思うのです。

 

裏を返せば、

お金や会社を起こすこと、

世の中から認められることを本音で

願っていると言い切れる人は

 

上述のような寓話に惑わされることなく、

自分の感覚に素直に従って、

求めればよいと思うのです。

 

 

最初に、

求めたから与えられるとは思わない

と言いました。

 

実際、

求めたものが全て与えられるなら、

苦労はしません。

 

どれだけ真剣に求めたところで、

与えられないものは与えられない。

 

先の寓話で、

漁師のように与えられている人は

そういう暮らしを最初から知っていて、

 

巷の情報に惑わされなかった

のかもしれません。

 

自分に素直に従った、ともいえるでしょう。

 

ではビジネスマンはダメなのかと言えば、

そうとは言い切れないでしょう。

 

遠回りはするかもしれません。

勘違いで自分や人を傷つけることも

出てくるかもしれません。

 

時には挫折したり、

くじけてしまったり、

迷ってしまったりすることも

あるかもしれません。

 

そう、私やあなたのように。

 

もう一度。

 

私やあなたのように、です。

 

ただ、彼の言葉を信じるなら、

ビジネスマンは自分が求めるものを

知ってはいて、

 

そこにたどり着くための一つの方策として

ビジネスを使おうとしている、

ともいえるはず。

 

もうちょっと言うなら、

そのプロセスで世の中の評判も

手に入れたいのでしょうね。

 

ですが、

彼が求めるものを別の方法で

実現することを考えると

 

もしかすると、

おかしなプライドを捨てることだったり、

 

自分が今ほど張り切らなくても稼げる額を知り、

安い海辺の町を歩いてみたり、

 

海辺で町の人々相手にお店を

開いて生計を立てることだったり、

 

幾つもの方法が考えられると思います。

 

でもこれは、彼が、

自分が欲しいものを求めようとしたからこそ

描くことができるストーリーであって、

 

求めようとしなければ、

しくじることもない代わりに、

決して実現しない、

つまり与えられないでしょう。

 

いかがでしょうか。

 

求めることを怖れる気持ちがある人は、

そのことを考えてみてはいかがでしょう。

 

 

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