『My Dear Life』 - HPの名称をそう付しました。私の想い・願いであり、多くの方の中に想いとして根付いてほしい気持ちを表現してくれている言葉です。
人に歴史あり。
私たち一人ひとりが背負う生い立ち、気質、好み、適性、希望、怖れ、そういったものをもとに、どんな夢・目標に対して、何を仕事として、どのように働き、どんな未来を求めるか、ということは、自分のための人生を生きるもっとも根本的な問いであると思います。その問いに対する答えを、世間の目に委ねてしまうとき、想いは倒錯し、その欺きが自身の感覚をマヒさせ、現在位置も、未来も見失ってしまいます。
私自身を振り返ってみたとき、生い立ちとしてはいろいろあったし、一般的に何かを成し遂げたかと問われれば何もなかった人生かもしれません。
ただ、多くの方がそうであるように、日々の出来事が自分特有の過去と重なり、感情が揺さぶられ、追い詰められ、今の仕事の内容や、働くことに無視することのできない疑問が生じて、頭と心から離れませんでした。それは、自分にとって生きる価値とは何か、生活の糧を得る時間を使って何を求めるのか、自分にとって必要なことは何か、今この仕事をしていてそれらが得られるのか、そして自分は幸せであり得るのか、ということでした。
それらに対する解は、働き方も何を仕事とするかも、そして少し大きな枠でとらえればどう生きていくのかも、自分の想いに沿って導き出していくのだということ、そして小さくていいから恐れずに一歩を踏み出し、それを継続することの中に実現されていくことであると確信しています。
当HPでお伝えしたいことは、自分のための働き方を見つけ、職の選択を行い、そして自分が納得する人生を生きることについてです。
最初は、カウンセリングも、セミナーも関係なく、昔の自分に向けたメッセージをブログという形式で取り上げる構成にしようと考えておりました。よく言われるように、自分の最も親しい友人であり家族である自分自身、それもあの頃の苦しみにもがいていた私に、「そんなに自分を苦しめなくていいよ」「できることはあるよ」「わずかでいいから扉は開けておくんだよ」と何度でも伝えたいからです。
どうして既に解決したことなのにメッセージを送るの?、と思われるかもしれません。ですが、かけがえのない自分を生きられるようになるということは、決して哀しくつらかった過去が消えるということではありません。それは、どこまで続くかわからない自分の人生を一体性をもって生きることであり、生きてきた自分を肯定し、受け入れ続けていく作業でもあることです。そして、機会あるごとに、様々な時代の自分との対話を継続して行うことだと思うのです。ことに、仕事、働くことには、そんな側面が大きく作用するように思います。
私たちが、会社という組織に漠然と身をゆだねたのは、誤解を恐れず、とても大枠でくくって言えば、子供に安定を与えたい(自分も安心したい)という親の要求に基づくことが多いと思います。もちろん、学校の教育、ニュースソースも形を変えて同じことを私たちの脳に送り込んできます。ですが、その元をたどればやはり親に行きつくのだろうと思います。
親もまた、今よりもっと画一的な世の中で良いとされるものを子供に与えようとして必死に子育てをしてきました。そして懸念や反感を覚える部分がありながらも、私たちは自分が社会の中で嗅ぎ取ってきた雰囲気と合わせて、今の場所を得てきたり、あるいは安定する場所を得ようと試みてきました。そこそこしっかりと働いていれば、安定した給与が安定した労働条件のもとに確保され、安定して定年まで働き、安定した老後を迎える、という昭和の会社物語が、今も生きていることを私はあちこちで見聞きしてきました。
安定は、幻想です。
心理学的に言えば、幻想は生きていく上でなくてはならないとても大切な感覚ではあるのですが、こと仕事に安定を求めるとき、どこかにそれ以外のことが混在しがちです。それは給与だったり、名声だったり、福利厚生だったり。
自分の価値観をしっかりと持ち、体現していこうとするなら、それは危険なことです。
何よりも、そのような安定をえようとすることが、心の平安をかき乱し、不安定にし、人の関係や自分自身とのつながりまでをおかしくしかねないことを、ここに来られている皆様は皮膚感覚で感じ取っているのではないでしょうか。
安定よりもまずは、想い、好き、使命感、そういった自分の中に揺らぎながら見つけてもらうのを待っている不定形な、しかし確固たる自分そのものである“何か”を明確にして、新しい働き方をはじめ、人生を歩みだすことこそが心の安定を得られる最善の処方箋だと思います。
最初はおっかなびっくり、きっと戸惑うこともあるでしょう。
でも、そうやって自分を見失わずに歩き続けてきた軌跡を振り返った時、それが
『My Dear Life』
と呼べる時間になっているはずです。
よろしければ、各ページに目を通してみてください。
そのうえで、もしこのサイトに共感してくれるのであれば、一つだけお願いがあります。決して生きることを、自分自身をあきらめないでください。
中には、自殺サイトのように、とにかく苦しいから、仕事がうまくいかないから、働く場所がないから、早く死んでしまいたい、という方もいらっしゃるようです。
でもどうか焦らないで。
何故なら、いつか私もあなたもこの世からいなくなってしまうのですから。
何とか、一緒に自分を生きる道を探していきましょう。
このサイトがそのために少しでも役立てられれば、と願っております。
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予期しない、様々なことが起こる人生。
生きている限り、時には頽れそうになることもあるけれど、
あるいは心を病み、哀れみや憎しみに囚われ、
その苦痛から逃れようとして無力感に取り込まれる時もあるけれど、
これまで生きてきた道のりを真摯に振り返ってみれば、
多くの素敵な出来事だって経験していたし、
未来は自分の想いによって実現できると信じられるようにもなった。
たった1度きりのかけがえのない人生を、
一番身近で大切な自分と仲良く、
そして自分らしく生きていくためにできることってなんだろう。
My Dear Life。。。。。
少しばかり“普通”とは言えない生い立ちにつぶされそうになり、
一度は不幸のどん底に“住み着き”ながら、
自分が生を受けたこの世界と自分の人生を
素敵なものだ、
ともう一度感じられるようになるまでの軌跡と、
その過程で得た気づきや経験とを、
かつて苦しんでいた自分と、
そしてもう一人の人と
ささやかながら分かち合いたい。
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皆さん、どうか、変化を恐れないでください。
あなたは、あなた自身のまま、幸せになることができるのです。
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