一歩一歩歩むということ

日々の棚卸

 

今が五里霧中の日々だとして、

明るく楽しい日常でなかったとして、

仕事にも生活にも行き詰っているとして、

 

それでもおそらく、

欲しいもの、望み、求めるものが

あなたにもあると思います。

 

どんなものでしょう。

 

それは世の中でもよく取り上げられるような

一般的なことでしょうか。

 

あなた自身にしかわからないような、

あなた固有のことでしょうか。

 

あるいは、

 

確かに一般的なことかもしれないけれど、

その達成手段や達成に至るルートが

あなた自身に根差しているのでしょうか。

 

いずれにしても、

何か求めるもの、望みがあることに

変わりはないと思います。

 

望み、求めるもの、

確かにあるんだけど…

 

でも、なかなか始められなくて

なかなか始めないものだから、

何も変化することなく、

 

行き詰っている、苦しい、と

言い続ける自分がいて、

 

何もしないと何も変わらないよと

誰かから言われて、

落ち込んでしまったり、

動けない自分に辟易としてしまったり。

 

心理学では有名な話ですが、

脳のホメオスタシス(恒常性維持)機能は、

変化を嫌います。

 

何事も、省力化して効率よく進めることを

もっとも好むからで、

 

そこには新しい何かにチャレンジする、

ということもごく稀なケースを除いて

欲しようとしません。

 

極端な話、

 

明日のもしかしたら素敵な夢を

達成できるかもしれない

不安定な状態への変化よりも、

 

今日のいじめられ続ける職場や

衝突ばかりの家族生活を

維持する方向を選択します。

 

変わりたい、

というマインドの問題ではなく、

 

脳の構造が、

そのようになっているということです。

 

でも、やっぱり、求めることがあるんだ、

とあなたはあなた自身に嘘をつかずに、

そう伝えます。

 

でも、やっぱり、怖い、面倒くさい、

忙しくて時間がない、身体が動かない、

毎日虐められてばかりで元気が出ない、

自分なんて価値がない、

 

そうやって、

脳の思惑通りに固定化された日常が

続きます。

 

それでもどうしても、

あなたが望む『その場所』へたどり着きたい、

そう切に願って、

 

空いた時間を見つけ、

いえ、時間を空けて、

日常の外に出てみようとします。

 

試しに動いてみるのですね。

 

例えば、

 

講演会に行ってみる、

習い事を始めてみる、

転職先を探ってみる、

 

何かのセミナーを受講してみる、

外で出会ったたらしい人に話しかけてみる、

遠くへ行ってみる、

暮らす場所を変えてみる、

 

そうこうしているうちに、

何だかよくなりそうな気がして、

求めるものにたどり着けそうな感じがして、

 

少なくともその後の人生が

望む方向へ動き出した気がする。

 

でも、あれ…?

幾ばくかの時間が過ぎ去り、

気がつくとまた元の生活に戻っている。

 

結局自分は、

 

自分が欲しいものを手に入れたり、

求めるところへ行くことなんて

できないんじゃないだろうか、と

 

自分を信じられなくなってきたり…。

 

まるでその時を待っていたように、

目に飛び込み、耳に入ってくるのは

こんな話ばかり↓。

 

『セミナー難民は

同じようなことを何度も繰り返して

夢を追う自分を感じて

気持ちよくなっていたいだけなんです。

 

自分はできないと思い込んだままだから

不安を直視しないために

いろんな場所に出向いているだけなんです。

 

だからそういう人には結果なんて

当然出るはずがないじゃないですか。』

 

そんな情報を目にすると、

少しずつ自分の試みが

無意味に思えてきたりします。

 

一歩一歩歩いていけば、

自分が求める場所にたどり着ける、

そう言うけれど、

 

これでは、

最初の一歩を踏み出すことさえ

できていない…。

 

★★★

 

いえ、そうじゃないんです。

 

決してそうじゃないんです。

 

単にたくさんお金を稼ぎたいというなら、

そういう方に弟子入りして

仕込んでもらえばいいのですが、

 

あなた固有の何かを求めて

あなたなりにトライアルを

繰り返しているのでしょう?

 

あなた固有の何か求めるものがあって、

あなたにしかわからないこだわりがあって、

そのための手段にも思い入れがあって、

 

場所を変え、

時間を空けて、

お金をかけて、

 

勇気を出して、

恥ずかしさも飲み込んで、

自分を受け入れて、

 

試行錯誤しているのでしょう?

 

それこそが、大切なたいせつな、

真の意味での

一歩一歩歩むことだと思うのです。

 

山登りを考えてみてください。

 

一歩一歩進むごとに、

必ず新しい風景が見えるわけでは

ないですよね。

 

岩を乗り越え、

太い松の根をまたぎ、

急斜面を這うようにして上がり、

 

それを続けていると、

ある時突然木々の隙間から

美しい風景が見えてくる。

 

それと同じように、

あなたが望む世界へ向けた行動の中で

もう一人の誰かと出会い、

その誰かと語り、

今度は自分が何かを始める。

 

すると、次の輪が始まる。

 

時間を決め、量を決め、相手を決める。

 

そういうことではないでしょうか。

 

うまく行っていない、と感じる時、

どうしても自分を批評

(しているわけではないと思うのですが)

する声に耳を貸してしまう。

 

でも、そんな声に何の意味があるでしょう。

 

自分で決めて、

手探りで進むということこそが、

一歩一歩歩むということです。

 

手探りとはつまり、

それこそがあなたらしさです。

 

それは幾ばくかの後、

あなたの自信の源にもなるし、

あなたの新しい心の原風景にもなります。

 

そして、旅の途中でふと一息ついた時

分かるんです。

 

無駄なことなんて実は何もなかったんだと。

 

それこそが自分を信じて生きてきた、

証なのだ、ということにも。

 

 

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ー今回の表紙画像ー

『桜』

昨夜、雨が止んだのを見越して、公園の桜を見に行った。

独特の彩がくすんだ夜空にも映えていた。

晴れた昼間に見ると、こんな感じ。

同じ彩でも昼と夜でそれぞれの美しさがあるものだと小さな感動。

川沿いの遊歩道の桜は6分咲きというところでしょうか。