「そんなに嫌なら、
やめてもいいと思いますよ」
「そんなにうまくいかないなら、
やり方変えてみたらいいと思いますよ」
「そんなにダメダメ言っているなら、
まず自分責めるのやめましょ」
何もやってこなかったから、
何もできない、
何も実現していない、
何も身についていない、
相談とも単なる諦め宣言ともつかない、
そんな話をしてくる人に対して、
そうお伝えしたくなる時があります。
自分へのダメ出しをする方は、
本当に容赦がありません。
いつの間にか
こんな年齢になって
こんな容貌になって
こんな収入に甘んじて…
自分は行きつくところまで来てしまった、
この人生、
自分の力ではもうどうしようもない。
…。
そこまで自分を卑下するのには、
理由があるのかもしれませんし、
そうすることで当座の落ち着きを得よう、
楽になろうとしているのかもしれません。
でも、その考え方・発想で、
何かいいことありましたか?
ついそう思ってしまうのは
仕方ないのかもしれません。
癖、習慣のような思考パターンに陥って
しまっているのかもしれません。
誰しもそんな時はあるし、
そうなってしまうことが仕方がない
側面もあったのだと思います。
その上で、考えてみてください。
トライし続けたからこそ、
挫折もしたし、
慢性疲労で惰性化したし、
燃え尽きたりもしたし、
場合によっては、
ヤル気がなくなってしまったり
自信を無くしてしまったりもしたのでは
ないでしょうか。
それが結果として今の
仕事での不快感ややりきれなさ、
自らの生い立ちや家族の葛藤に
原因を求めるマインド、
そして、
未来は今からこれ以上
変えることができないという
漠とした思い込みに行きついてたり、
しないでしょうか…。
★
できなかったことにフォーカスして
悔やむことがあったとしても
仕方がないことだと思います。
それも自分の性癖の一部として
受け入れた上で、
自分で自分をとことんまで
責めることを一時中断して、
そこに留まっているだけでは
何も変わらないことに気づいて、
自分が動けるようになるためには
何が必要かを考えてみましょう。
失敗が怖いということも
あるでしょう。
きっと、
誰も見てくれてないかもしれませんが、
誰の目も気にすることもないのだから、
2回目3回目と
続けてみてはいかがでしょう。
そうではなくて、
自分ができないことがわかると
ヤル気を失ってしまうことが怖くて
何度もトライすることができないなら、
意識して、
自分へのダメ出しを控えてみましょう。
そんなことではなくて、
そもそもできるできない以前に
何をやったらよいかも
わからなくなっているなら、
心と身体を休める時が来ているのかも
しれません。
自らの心や体が
疲弊していたり、落ち込んでいて、
堂にも動けないと感じているなら、
『しっかり』と休む時が来ている
と思います。
『しっかり』と鍵かっこでくくったのは、
多くの人が必要であるにもかかわらず、
理由をつけて実行していないから。
ご自身に確認してみてください。
きちんと休んでいるでしょうか。
たっぷり16時間眠った、とか、
たっぷりお酒を飲んで酔っ払った、とか、
たっぷり?買い物してお金を使った、とか、
ではありません。
例えば、
少しの間仕事の量を減らして、
お酒やギャンブル、暴飲暴食をやめて、
不要なITやメディアに逃げ込まず、
海や川や山や森や、
そんな美しい風景を愛でて
その中に佇んで、
静かな時間を取って、
自分の生き方を振り返ったり、
どう生きていきたいか、
自分が大切にすることや人を確認したりして、
ごく少数かもしれない
大切な人や親しい人と過ごして、
自分を労わる時間を
積極的にとってみてはいかがでしょう。
それらはきっと、子供の頃には、
当たり前に存在していた
時間だったのではないでしょうか。
★
ここまで、
仕事を断ることや、
ネットワークに逃げ込まない、など、
現代社会を生きる私たち、
特にあなたには
実行するのが難しいかもしれないことを
提言させていただきました。
実際、
私を含めた現役世代のほとんどの人は、
仕事に依存し(たくないでしょうが)、
ネットワークに依存しています。
過度の依存は、
嫌悪の情や
社会の中の自らの位置づけはさておき、
魂や命を日々削る行為になっている、
ということ。
誤解を恐れず言えば、
行き過ぎた状態に対して、仕方がない、
というのは自分を失う行為です。
一生そう過ごせというのではなく、
あなた自身を突き動かすエネルギーが
枯渇していることを感じ取り、
充電期間を設けることを
私たちは考える以上に必要としている、
そう思えてなりません。
自分を労わり、生き方を振り返り、
枯渇しかけていたエネルギーが充填され、
かつて感じていた気力が湧きあがることで、
人生は負け続けてばかりだ、という
諦めの感覚が遠ざかり、
もう一度動き出せるようになります。
今生きていて、
何とか暮らしていて、
動く身体と考える頭がある、
たったそれだけのこと、
などと言わないで、
他の誰でもない、あなた自身にとって
無限の可能性を内在している、
そう受け止めてみてください。
あなたがいくつだろうと、
どこに暮らしていようと、
どんな容貌で、
どんな収入で、
どんなステータスであろうと、
結果はまだでていないんです。
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ー今回の表紙画像ー
『さぬきなう』
ひょんなことから父の生家があるさぬきに。入道雲が真夏の暑さを語っていた。
ン十年ぶりにお墓参り。
昔、家族や親せきのおじさんや兄ちゃんたちと釣りに来た港。
懐かしくて、楽しいかった。
これから瀬戸大橋を通って九州に向かいます。
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