やりたいこと。
楽しいこと。
自分が幸せを感じること。
そんな時間の中で
生きていけるといいですよね。
好きなことをして
生きていこうということが
あちこちで言われています。
仕事がつらい、
勤め人はつらい、
自営業はつらい、
人と接するのがつらい、
独りはつらい、
会社勤めはつらい、
収入が低くてつらい、
ブラックでつらい、
などなどなど、
数多くのつらい理由が渦巻いて、
だったら好きなことを仕事にして
稼ぐことを考えていこう、
というもの。
悩みを抱える人の多くが
一度は考えたり、
探って見たり、
その手の場所に出向いてみたり、
したことがあると思います。
やり方もいろいろあるようだけれど、
例えば、
やりたいことの候補を列挙して、
その中からこれはと思うものを取り出して、
さあやるぞ、と思ってやってみる。
もちろん、
それらを抽出するにあたっては、
感情が邪魔することもあるから、
親を中心として
自分に影響を与えてきたことを振り返って、
ああこれは親が望んだことだなと理解して、
そうではなくて、
自分がその時やりたいと思っていたことを
思い出そうとしたりします。
そうやって探しながら、
あれでもない、
これでもない、
あるいはやっぱり自分には
熱中してできる好きなことは
仕事にできる好きなことは
ないんだろうな、と
徐々に気持ちが萎えてしまう。
好きなこと、
楽しいこと、
いろいろと言われるけれど、
特に仕事にしようとすれば、
なかなかわからないものですよね。
ここでは、
そんなやりたいこと、
好きなことを見つけるために、
盲点となる4つのことを
お伝えしたいと思います。
それが次の4点です。
1.何となく繰り返し試してみる
2.優先順位を上げる
3.好き、以外のやりたいこともあると知る
4.自分の足元を見る
それぞれ以下に説明していきましょう。
1つ目は、
好きなことの列挙などとは別に、
過去、特に子供の時に好きになったことが、
どういうプロセスでそうなったかを、
思い出すことです。
ある日突然、
ポンと好きなことを思いついて
それをやったという人も
いなくはないでしょうが、
だいたいは何となくやってみた、
なんかまたやってみた、
何となくしっくりきてやった、
なんか気が付くとやっていた、
そうやって少しずつ
手につくようになったのではないか
と思うのです。
好きなことを仕事に、というあまり、
自分の好きなことを内面に問うていると、
つい、焦りから
表層的なことを摘み取って、
やっぱうまくいかない、となりがちです。
好きなことだと思っていたのに、
あんまり楽しくないな、と。
特に人の関係が絡むと、
自分が弱っている状態では
心がついていかない場合もあります。
あまり重く考えず、
何となく、繰り返し、
試すことができるように
自分の心身を調整して続けてみてください。
2つ目は、
優先順位です。
1つ目で好きなことを見つけるのに、
繰り返すことを述べました。
すぐには分からなかったり、
思い出せなかったり、
自分が埋もれている感性を
知ろうとするのだから、
簡単には好きかどう変わらないから、
と言う意味です。
これをするためには、
疲れているから、とか、
収入になりそうにないから、とか、
すぐに結果が出ないから、
ということを脇に追いて、
しばらくの間、
優先順位を上げて取り組んでみて下さい。
実行に必要なことの一つは、
とにかく日々の生活の中で、
優先順位を上げて
必要な時間を確保することです。
時間は想いに基づく意志によって、
初めて肯定的な気持ちでの確保が
可能となります。
3つ目は、
好きを自分にフォーカスしないケースがある
ことを知っておいてほしいことです。
つまり、
好きというよりやりたいことがある
ということです。
好き、と、やりたいことは
異なるのです。
少なくともその入り口においては。
人助けはその1つですが、
きれいごとでできることはありません。
そこには圧倒的な感動や想いが
自分の中に銀河ができたほどに渦巻いて、
それが突き動かすように
取り組んでしまうものです。
好きという言葉ではくくれない、
でもやりたいことがある、
ということですね。
4つ目は、
自分の足元を見てくださいということです。
生活の中、
好きではないかもしれない今の、
あるいはこれまでの仕事、
とりあえずできること、
実はそんな中から
うまくいくことが出てくると、
好きになるものです。
私の心にかかわる仕事もまた
そんな中から出てきた面があります。
いろいろ言って
混乱させてしまったでしょうか。
とにかく、
やってみなければわからない、
ある程度続けなければわからない、
それが私が皆さんに伝えたい、
好きを見つけることです。
自分の内面をしっかりと見つめることは
とても大切ですが、
自分の内面を確認するためには
行動が必要で、
その行動はあまり重く考えず、
繰り返し試みることです。
ー今回の表紙画像ー
『アサリのボンゴレパスタとみそ汁の組み合わせ』
何となく覚えた料理。
釣ってきた魚をさばくことを覚え、そこからいろんな料理を作るようになった。何となく、繰り返しやってみるうちに、できるようになったもの、かな。これ。
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