結果が出ない。
誰にでもあることです。
結果が出ないとは、
個人的なことから社会的な評価まで含めて
本当にあらゆることで
ありえることですよね。
今回はそんな話です。
★
仕事の成果、
ダイエット、
ジョギングの継続、
資格の取得、
料理を覚えること、
収入アップ、
人と繋がること、
結婚すること、
起業すること、
家族を作ろうとすること、
どんなことであっても、
自分なりに
こうなりたい、
こうでありたい、
と想い描いたことがあるとします。
それを実現するために、
セミナーや講座に学びに行き、
知識を得れば効果があるよ、
やってみると成果が出るよ、
と言われ、
実際にトライするようになります。
すぐには無理かもしれない、
でも続ければ必ず成果が出ると思って、
試してみます。
どれくらい切羽詰まっているか、
にもよりますが、
時には眠い目をこすり、
時には仕事を早引けして、
時には疲労した身体を動かして、
何とか時間をやりくりして
試すことを続けます。
自分だけで閉じてできることに限らず、
相手あっての目標だったりすると、
それが仕事であっても、
コミュニケーションの改善であっても、
何かの競争に勝つことであっても、
望みが強いほど、
そんなに簡単に
結果は出ないかもしれない、と
工夫を重ねて続けようとします。
何週間か、何か月か、時には1年、2年と
続けてみます。
…でも、一向に成果らしい成果は
感じられない。
結果も出ない…
せめて感じ方だけでも良い方向に
変わったと思えればいいけれど、
良くなったようにも、
楽にあったようにも、
豊かになったようにも、
感じられない。
まるで食事や歯磨きや就寝のような
日々のルーティンのように
どれだけ疲労してもやるべきこととして
継続しているけれど、
肝心の達成の見込みが
どうにも見込めない。
実は、
努力が足りないのか、
自分の中の想いが不足しているのか、
技術が十分ではないのか、
それはわからない。
決して、
不真面目にやっているわけではなく、
適当に流しているわけでもない。
それでも、時間だけが過ぎていきます。
そして、
幾ばくかの果てに、
むくむく、と、
次のことが、
不安とも焦りとも怯えとも
つかない感覚となって、
心の中に浮上します。
大丈夫なのだろうか。
もしかすると、
勝手に独り相撲を取って
その気になっているだけであって、
自分には何かを成し遂げる力も
気概もないのではないだろうか。
これだけ工夫して、
これだけ時間をかけて、
これだけ気持ちを入れて、
これだけ継続し続けて、
それでも何かが良くなったように
感じられないということは、
自分には、
望むことのために時間を費やしても、
誰かに何かを働きかけようとしても、
もうこの先、
何も変わることなんてないのでは
ないだろうか、と。
★
いつも思うのですが、
そして私自身にもくどいほどに
問いかけることでもあるのですが、
物事を進めようとする時に、
それが自分にとって大切なこと、
望みが強いことであればあるほど、
『順序』が正しいか、考えます。
試しにやってみる、
継続してみる、
これらは何を見つけて
何を成し遂げる上でも
変化に必要なことではあるのですが、
そこにはちょっとした
気楽さが必要になります。
そして次に、
見出した、達成したい何かに向けて、
本格的に取り組もうとするときには
何を最初にすべきかを確認します。
なぜなら、
このボタンのかけ違いによるエラーは
結果に大きく影響するからです。
難しいことではありません。
いえ、ある意味
最も難しいことなのかもしれません。
人によっては、
自分の感覚を書き換えることに
なるかもしれないからです。
それはどういうことかと言うと、
潜在的に、
不安や焦り、怯えという感覚に
包まれている自分を感じ取り、
しっかりと抱きしめること。
これらの感覚が、
今この瞬間に生じた、などということは
まずもってないからです。
だから、この感覚に苛まれて、
思い通りの動きも発想も、
何より、できるんだという感覚を
得られないまま継続している自分に
しっかりと寄り添い、
自分自身を過去も現在も含めて
丸ごと抱きしめて受け入れることです。
繰り返しますが、
すぐには難しいかもしれません。
でも、
あなたはそれ以外のあなたでは
ありえなかったはず。
それを後悔しても情けなく思っても
そんな過去にこだわっても、
実は時間を浪費するだけなんです。
怒りたい人が怒り続けるように、
後悔したい人が後悔するんです。
それをやめる、と決めて、
自分を受け入れて、
一度は切り離してしまった自分自身を
一体化させ、
これからを一緒に生きよう、と決める。
すると、
不思議なことが起こります。
心の中にまるで泉が湧きだすように
勇気が湧いてくるんです。
そしてもっと不思議なことに、
人が信用できるようになり、
楽しさを感じられるようにもなるんです。
その結果、
何をやらないか、やる必要がないかも
決断できるようになるでしょう。
その時、ルーティンは
無理に気力を振り絞って行うことから、
自然に体と心が動き、
時間の配分をもたらした
バランスの良い日常の1シーンとなります。
やがて、
人とのつながりの中で、
新しい人生が動き出すのです。
キーワードは一体化とは
かねてよりずっと言い続けていますが、
自分自身であることだけが
成果を上げるとは、
かのドラッカー氏も言っていることで、
自分を売って、
自分の時間を売って、
無理をして、
いいことなど何一つないんですよね。
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ー今回の表紙画像ー
『日曜の川』
8月下旬とは思えない猛暑ですが、晴れ渡った風景はとても清々しいです。

遅まきながら、今シーズンの初鮎です。
例年通り、元気に川を俎上しています。
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