頑張りすぎないってどういうことだろう

日々の棚卸

 

頑張り過ぎないことを考えてみました。

 

頑張り過ぎないことを考えるために、

頑張ることも考えてみます。

 

頑張る=頑なに(突っ)張る

 

・好きじゃないけど

やらなければならないことをする

・苦手なことを克服する

・厄介な問題を解決することに専念する

 

上記が頑張ることだとしたら、

気が乗らない、辛い、苦行苦痛の作業

…ですよね。

 

時には必要なことなのかもしれませんが。

 

やならければならないこと、

苦手なこと、

問題課題、

 

どれも、今目の前にあって

それを何とかしなければ、

 

例えば、

生活が成り立たなくなってしまうのなら、

 

『当座』は

頑張る必要があるのかもしれません。

 

ビジネス書、啓蒙書、自己啓発書など、

様々な書物やセミナーで、

頑張らなくていいよ、と言われているのは、

 

問題ではなく、機会に焦点を当てよ、

短所を克服するのではなく、長所を伸ばせ、

好きこそものの上手なれ、

 

と言った言葉に置き換えられるでしょう。

あなたも耳にしたことがあると思います。

 

確かにその通りなのですが、

ここで述べたいのは、

それらとは少し異なる視点からです。

 

先に『当座』と書きました。

つまり時間のことです。

 

頑張るのを全否定するつもりはないし、

必要な時には頑張ればいい。

 

もちろん好きでもないことを

やらざるを得ない時には

自分を見失わないように何とかやり繰りする、

 

そんなことも必要でしょう。

だって、『当座は』選べないことだって

あるはずだから。

 

ただ、何をどう頑張るにしても、

時間の制限を設けることが大切です。

 

時間は最優先です。

時は金なり、とはよく言ったもの。

 

つまり、頑張り過ぎないとは、

 

頑張ることを続け過ぎない

 

そのためには、

 

頑張ることにタイムリミットを設ける、

 

ということだと

申し上げたいのです。

 

最初に、頑張ることについて、

3つ取り上げました。

 

どれもやらなくて済むならやりたくない、

気が乗らない、苦行苦痛のことだと

述べました。

 

だから、『当座』は何とか頑張る

必要があるのかもしれません。

 

ただそれが、自分に与えられた人生の中で

よほど重みのあるミッションでない限り、

 

何年も、時には何十年も

続けるべきことなのかについて、

自らに問いかけてみてください。

 

そして、もし答えがNoであるなら、

ではそれはどのくらいなら頑張るべきか、

自分で時間に制限をかけるのです。

 

本来多様な可能性を有している

大切なあなたの人生の中で、

 

ある1つの事柄に執着して“頑張る”ことが

どこまで必要なのかは

あなたにしかわかりません。

 

誰も単に頑張ることが大好きで、

頑張っているのではないと思います。

 

そこにはそれ相応の目的がある、

あるいは他に選択肢がないと思い込んで

そうしているのではないでしょうか。

 

だから、

 

頑張ることにタイムリミットを設けて

頑張り過ぎないことが

次のステップへの力を貯めてくれるのです。

 

 

頑張り過ぎない、はわかったよ。

じゃ、頑張り過ぎなくなったら幸せ?

と問われれば、

 

もちろん単純にYesとはならないでしょう。

 

頑張り過ぎない、を実践したとしても

ではどうしたいのか、

どうなりたいのか、

 

というあなたの生きる価値観が

あなた自身に問いかけてくるからです。

 

その問いかけに応えられずに、

本当は苦痛でしかない頑張りに

時間制限を設けず逃げ込んでいる人もいます。

 

頑張り過ぎないことは

自身の感情のコントロール能力が

問われる側面も人によってあります。

 

ですから、少なくとも最初は、

難しく考えないようにしましょう。

 

 

頑張り過ぎなくなると、

『時間』と『体力』が空くようになります。

 

空いた時間と体力で、

 

空を見上げて、

風を感じて、

月を愛でて、

 

花の匂いをかいで、

子供の髪に触れて、

たっぷり眠って、

 

海や山に出かけて、

懐かしい場所を訪れて、

旧友に会って、

 

自分の希望を言語化して、

新しいことを試して、

行ってみたい場所に佇んで、

 

ここまでの人生を振り返って、

良い過去を取り出して、

自分をエンパワーして

 

みてください。

 

頑張っていてもできるかもしれませんが、

頑張りすぎていると、

感じる感覚が弱ってしまいます。

 

その場所に出向いて、

その人に会って、

その景色を見て、

 

ふと思いだしたこと、

ふと感じたこと、

ふと思いつくこと、

 

などは、時間と体力に多少なりとも

余裕を持たせて得られるものでは

ないでしょうか。

 

それほどに、あなたの人生には、

もう一つの世界がすぐそこにあることは、

あなた自身も朧に感じているから、

 

頑張り過ぎながらも、

何かを捨てることなく、

他の道を探しているのでしょう?

 

その感覚は間違ってはいません。

ただ少しばかり自分の魂を蔑ろに

扱っているものだから、

 

それが頑張りすぎという、

周囲から見れば“好ましい”言動に

なっているとするのなら、

 

見直す必要があるのではないでしょうか。

 

あなたの大切な魂。

あなたの大切な体。

あなたの大切な心。

 

あなたが決めて、

あなたが動いて、

あなたが受け入れる

 

あなたの大切な人生。

 

頑張り過ぎないということは、

限られた、そして大切な

あなた自身を、

 

どうバランスを取って、

生きていくかを決めるということです。

 

何度でも、見直してみましょう。

 

ー今回の表紙画像ー

『The Super Moon』

金曜日、釣りで海に出かけたら、いつもより若干人が多い気がした。

皆、波止場からスマホでパシャパシャ。

あ、そうか、今夜はSuper Moonだ、と思いだして、ワタシもスマホを取り出した。

全然釣れないので、月ばかり眺めていた。

あまりに退屈してるうち、月まで雲に隠れてしまった。。。

もう帰ろう、と道具を車に仕舞ったら、また顔を出した。

2023年、The Super Moonでした。