自分の居場所

日々の棚卸

 

仕事に疲れて時計を見ると、

ずっと前に定時を回っていて、

もうこんな時間かと思いながら、

 

ふとパソコンのディスプレイから

すっかり日が落ちて暗くなった窓の外に

視線を移したことがあるでしょうか。

 

休日の夜、家族メンバーが揃った部屋で

ゆっくりと一休みしている時、

不意に孤独に襲われることはあるでしょうか。

 

休日の朝、

おかしな夢を見た眠りから覚めて、

疲労が取れないままの頭で、

休日を有意義に過ごそうと思っても、

 

やりたいことが全く思い浮かべられないことは

あるでしょうか。

 

そして、

 

そんな時のあなたの気持ちを

ささやかながらも満たしてくれる

あなたの大切な場所はあるでしょうか。

 

ノルマの達成やチーム目標のために、

どうしてもこなさなければいけない仕事、

 

愛する家族を養うために、

稼がなければいけないお金、

 

日常を維持するために

好悪の情を度外視してでも

つきあわなければいけない人々、

 

そこにつきまとう

あなたの中の不安と閉塞感を

和らげてくれる人々はいるでしょうか。

 

 

あなたには、何としても守りたい、

あなたにとっての大切な価値があるとします。

 

今のその暮らしは、仕事は、人の関係は

そして何より、それらのもととなる生き方は

あなたにとっての大切な価値を実現する、

最善の選択となっているでしょうか。

 

例えば、

目の前にあるお酒、

お店のパパやママ、

きらめくグッズや重厚なラグジュアリー、

仕事の地位、

 

それらは、

心の底から求めていることでしょうか。

 

あるいは、誰か、何かの代償だったり

するのでしょうか。

 

この世の中には、使い方や接し方を

間違えない限りにおいては、

不要なものは何もない、

と私は考えています。

 

ただ、

 

使い方、接し方を間違えていないかどうかは、

本音を見失ったまま、

そこに寄りかかっていないか、

 

自分で自分に問うて、

本音を確認するしかありません。

 

自分の中にある答えをわかっているのは

あなた自身だけだからです。

 

一時しのぎとわかっていて、

本当にいっとき、その時間を楽しむなら、

 

気づいたら不本意ながら?

ずっと続けてしまっていた、

ということにならない限りは、

 

それもいいのかもしれません。

 

それでも、気づいているのだとしたら、

それは、今の自分にとって

本当に必要なことなのか、

問うてみることはできないでしょうか。

 

そう考えると、

もしかするとそこに至る前に

不要な思い込みがないかを

確認することが必要かもしれません。

 

ノルマの達成やチーム目標のために、

どうしてもこなさなければいけない仕事は、

本当にこなさなければいけないのでしょうか。

 

チームの目標を見直したり、

仕事そのものを変えてみたり、

あなた自身の働き方を変えてみたり、

人目や評価を気にしすぎないように

すればよいということはないでしょうか。

 

愛する家族を養うために、

稼がなければいけないお金は、

本当にそれだけの金額が必要なのでしょうか。

 

暮らしぶりを変えてみたり、

移住を検討してみたり、

子どもを学費がかかる学校に入れなくても

済むようにしたり、

そういった生活の見直しを、

あなたや家族が仲良く暮らせる生き方へと

見直すことで変えていけるのではないでしょうか。

 

日常を維持するために

好悪の情を度外視してでも

つきあわなければいけない人々は、

本当にそうなのでしょうか。

 

つきあわなくても実はさして

日常は変わらないのではないでしょうか。

 

あるいは、

あなたのトラウマが頑なさとなって、

付き合いづらくなっている側面は

ないでしょうか。

 

 

もしかすると、

与えられる何かをひたすら求めるよりも、

与えようとする何かを実践する、

ことの方が、

 

あなたにとって本当は必要なことなのかも

しれませんよね。

 

人と一緒になって大騒ぎする時間も

それはそれで楽しいかもしれませんが、

 

静かなマインドフルネスの時間を

“継続して”持つことが必要ではないでしょうか。

 

職場のように周囲に気を張り巡らせたり、

家族の中の役割に閉じ込められたり

するのではなく、

 

ただ素のままの自分に立ち戻った

心持ちでいることが許容される関係が

必要ではないでしょうか。

 

哀しかったり、腹立たしかったり、

時にはわがままも含めて、

それらをきちんと整理して、

 

お酒の力を借りることなく、

吐露し、聞いてもらう安全な場を

欲してはいないでしょうか。

 

セルフイメージ、自己肯定感、自尊心を、

向上させることはとても大切なことですが、

 

何か特別な資格を取ったり、

地位を向上させたり、

大金を稼ぐようになったり、

 

することとは本質的には関係ないことは

今ではよく知られています。

 

それらに必要なことは、

自分の本音、それも薄皮一枚剝がしたところに

見える程度のものではなく、

 

世の中の価値観や評価を脇に置いた上で、

本当にほんとうに望んでいることを

間違えようのない身体の感覚として感じ取り、

 

その感覚・感情と向き合い、

実現していくにはどうしたらよいかを考え、

実行し、

 

時にしくじり、痛い目にあい、

それでも自分と自分の人生が大切だから、

自分と一緒にいてくれた人々も大切にしたいから、

 

もう一度自分の本音を実現することを

求めていく中で、

少しずつ身についていくものです。

 

自分の想いを大切にすること、

自分の想いの実現に向けて動き続けることが

自分を大切にすることです。

 

あなたが自分と向き合い続ける中で、

きっと多くの疑問符が見えてくると思います。

 

そこに真摯に答え続けていくこと、

そうした繰り返しの中にあなたに必要な居場所が

形成されていきます。

 

さて今日は、

何を決めて、どう実行していきましょうか。

 

 

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ー今回の表紙画像ー

『里芋の煮転がし』

大好き。