他者の評価は意識して選ぼう

日々の棚卸

 

自分の夢を達成してしまっている、

やることがなくなってしまった、

欲しいものは手に入れてしまった、

 

ということは、

なかなかあるものではありませんが、

 

そこに向かっている、

向かう先を探している方は

たくさんいます。

 

たった一つの、

想い描いた夢を持っていたり、

自分が求める夢を見つけることは

 

つい誰もが持っているもので、

もちろん自分も持っているべきだと

思い込みがちですが、

 

現実にはなかなかそうもいかない、

というのが本当のところでは

ないでしょうか。

 

そんな、

夢を達成している途中だったり、

夢を見出そうとしている最中だったり、

 

というところでの日常は、おそらく、

 

満足とは程遠い状態ですよね。

 

そもそも自分にとっての満足とは

果たしてどういった状態なのかを

理解している人もまた、

 

実はそれほど多くはないのでは、

と推測するのですが、

 

いずれにしても

自分が向かいたい先を見据えながらも、

日々の生活はかなり、

汲々としているのでは、ないでしょうか。

 

向かいたい先が明確になっていて、

そこに向かって何某かの歩みだけは

止めることなく続けていられるのであれば

よいのですが、

 

実際には、

生活の糧を得るためと称して、

日々の仕事に追われっぱなし。

 

朝早く起きて、顔を洗い、

食べるモノもとりあえず

急いで着替えて混んだ電車に乗って

会社に出勤。

 

人の集まりである組織の中に入り、

その組織の論理に翻弄されつつ生み出される

おかしな理屈に辟易としながら、

 

それでも動かなくなりつつある心と

響かない理念をもとに、

テーマ目標の達成を見据えて、

知恵を絞っては議論を重ねるうち、

 

今度は他者と衝突しては

不快な感情的しこりを持ってしまい、

 

どうやり返してやろうかと

本来とは別の目的のために

頭を使ってしまったり、

 

そんな熱意さえもない状態であれば、

一方的に怒鳴りつけられたり

やりこめられたりして、

これがこのままずっと続くのかと想像して

落ち込んでしまう。

 

夜遅くまで働いて、

疲労困憊で夕飯を食べる気力も湧かず、

体力が尽き果てて後は眠るだけ。

 

昼間浴びせられ続けた

批評とも揶揄とも腹いせともつかない

言葉や態度が脳裏を過り、

 

同時に

その時体に生じた忌避的な反応までが

再度襲ってくる。

 

確かに、

衣食住は成り立っているかもしれない。

基礎的な欲求は満たされているかもしれない。

 

だからおそらくそういう意味では

死ぬことはない・

 

マズローの欲求説では上位の欲求について

いろいろ言っているけれど

そんな高望みをしているつもりもない。

 

でも、なぜか苦しい、

死ぬはずがないのに生きづらい。

 

どうしたらよいのでしょう。

 

 

夢とかやりたいことを持て、

よく言われます。

 

続けていて楽しい、少なくとも苦しくない、

そんなことをやっていきましょう、

できるなら仕事にしましょう、と。

 

うまくいっている人はそれでいいのですが、

そうでないことが多いように思います。

 

なぜなら、

充実とか没頭はそれ自体も大切ですが、

それが自分が満足して生きられるという

自信につながる必要があるからで、

 

そこには貢献感とある種の使命のような

感覚が必要になるからです。

 

ただ、今申し上げたいのはそこではなく、

そのずっと手前のこと、

 

つまり、前述の心身困憊の状態で

自分の夢も描くことができず、

探す時間も体力もなく

もちろん日々の仕事の中で

火との関係にも嫌気がさしてしまっている、

 

そんなとき、どうしたらよいか、

ということです。

 

まず2つのことを意識してみてください。

 

1つは、

心の中に取り入れる批評批判は

とにかく自分を基準に

選択して取り込むこと。

 

正しいことかどうかではありません。

 

どんな正しいことであっても、

それが苦しかったり、

傷ついて仕方なければまず、

自分を労わる。

 

怖いのは、

他者が自分を貶める評価を

心の中に入れ続けること。

 

やりたいことをやっているなら、

誰かから何かを言われ続けても、

それはそれとして、

自分を歩み続けられるものです。

 

評価自体からは逃げられないけれど、

自分にとって生活を維持する以外に

価値あると感じられることを

やっているように思えない時には、

つい負のオーラを吸収してしまいがちです。

 

入れたものしか出てこない、

という言葉のとおり、

食べた物が体を作り、

次の行動の土台となります。

 

同じように、

吸収した思想や評価は、

その後の行動の選択を行う自分の基準を

規定してしまいます。

 

自分のことを

役立たずの屑と認識してしまえば、

どんな楽しいことや夢を持てたとしても

それをしてうまくいくはずがありません。

 

選択も、そのスピードも

おかしなことになってしまうでしょう。

 

なぜなら、

 

自分を厳しく批判ばかりしていたり、

貶めていたり、

あるいは返す刀で人を悪く見てばかりいたら、

 

楽しいことも夢も

本来の意味で感じられないからです。

 

正しい批評よりも

自分が許容できるアドバイスを

吸収すればいい。

 

並行して、

本当にそこにいなければいけないのか、

自分を売り渡すほどにまでして

その関係を続けなければいけないのか、

考えてみましょう。

 

おそらくそんな必要はないはずですから。

 

さて、もう一つは疲労への対処です。

 

栄養がどうとか、

人の言葉が突き刺さって痛いなどが

きっとあるのだと思います。

 

ですが、

栄養を求めても体が対応しなければ

意味がないし、

他者はこちらの感情では変えられません。

 

心も体もそうですが、

適切な長さだけ、

コンスタントに眠ることによって

耐性が確保されます。

 

きっちり7時間眠る、と決めて、

まずは毎日続けてみてください。

 

繰り返します。

 

他者の批評は取り入れたいものだけ

取り入れることを意識する。

決して正しいかどうかでは選択しない。

 

もう一つは、

毎日7時間の睡眠を確保する、

 

この2つを実践していきましょう。

 

 

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ー今回の表紙画像ー

『休日の川』

梅雨の前触れなのか曇っていたけれど、

楽器を噴く人がいたり、

河原に車を乗り入れてどんちゃんやっている人がいたり、

それなりに賑わっていました。