変わらず変わろう

日々の棚卸

 

ウルトラマンの生みの親である

円谷プロダクションは、

他にもいくつかのヒーロー作品を

残しています。

 

その一つに、

ファイヤーマンという作品があり、

半世紀ほど昔に、

円谷プロ創立10周年記念番組として

作られました。

 

英語圏では、消防士(ファイヤーマン)と

間違われないように

マグママンの名で放映されたとか。

 

ファイヤーマンは

巨大な目もボディも真っ赤な

まさにファイヤーカラーで、

 

変身前の男の人は、朧な記憶では、

当時のヒーロー役には珍しく、

スポーツ刈りだったような覚えがあります。

 

幼稚園児の頃の私は、

おそらく何度目かの再放送を

食い入るように視聴していて、

 

オープニング曲を、

当時暮らしていたアパート中に聞こえるほど

声を張り上げて歌っていたことは確かで、

 

今も歌詞をそれなりに覚えているのは

そのせいなのかもしれません。

 

こんな話をするのは、

オープニングソングの歌詞のサビの部分が

ある時ふと脳裏を過ったからなんです。

 

歌詞のサビの部分とは、こんな感じです。

 

ファイヤー、ファイヤーーー、

ファイヤースティック手に持って、

変われ、変われ、

燃えるマグマのファイヤマン

 

いわゆる、ファイヤスティックを掲げて

変身するのは、

ウルトラマンと同じですね。

 

書いていて、こんな歌詞が突然蘇るなんて、

自分の脳はどうなってるんだろう、と

ちょっと頭を抱えてしまいました。

 

そんなのもどこか自分らしいといえば

自分らしいのですが。

 

 

変わること、変えることは、

私を含めた多くの人にとって

常にテーマたりえることですが、

 

変化を求めるということは、

概して今が良くないと感じていることに

端を発しているのだと思います。

 

変化を求めること、

これ自体は悪いことでもなんでもありません。

 

まず、変化に必要なことは、

現在地と目的地を知ることではないかと

私は考えています。

 

そして、

そこにきちんと目を向けることを妨げるのは

「怖れ」であることが多い。

 

「怖れ」は

これから起こること=未来の不安です。

 

未来の不安は過去の投影です。

 

こんな哀しいことがあったから、

こんなショックを受けたから、

こんなひどい目にあったから、

 

これからも形を変えて起こるだろう、

実際そうなることが多いのも事実ですが。

 

そうやって、

“今“が過去や未来に乗っ取られている限り、

変化はなかなか困難になります。

 

そうならないように、

“今“に集中することは

古来より多く唱えられていて、

 

実際、

 

“今“より大切な過去はないことだけは

誰しもが腑に落とし込んでおいて

損はないと思います。

 

どんな過去を背負っていたとしても、

“今“がどれほど苦しいとしても、

 

いえ、“今“が苦しければ苦しいほど、

その起因によらず、

どんな過去より、今が大切。

 

理由はどうあれ、

この理解こそが自分を今につなぎ止め、

思考と情動を前に進めるための

最良のエネルギーになるからです。

 

だからこそ、

カウンセリングでも精神医療でも

過去に襲われている“今“に対して

人生の棚卸を行います。

 

少なくとも、私はそうでした。

 

「変わる」というとき、先に述べた、

「今が良くない」のように、

環境や仕事の内容や、暮らす場所や

人の関係を含めて、

 

自分を「変える」ことを意味していることが

多いように思います。

 

自分の行動を変える

自分の思考の癖を変える

自分の反応を変える

自分の性格を変える

などなどですね。

 

その時、やってしまいがちなことが、

今の自分が良くない、ということを、

 

自分の欠点は、とか、

自分にはこんな能力が不足してるから、とか、

自分はすぐいじけてしまうから、

といったところにばかりフォーカスして、

 

それらを変える、向上させる、と

なってしまうことです。

 

これは、よほど

自分以外の他者を痛めつけたりでも

しているのならともかく、

 

結果として変わっていく、

あるいは気にならなくなっていく、

類のものであって、

 

無理に自分でどうこうしない方が

よいことだと思います。

 

でも、求めちゃうんですよね。

そんな変化のパワー。

 

まるで、「変われ、変われ」と

変身でも恋願うかのうように。。。

 

でも、ほんとうはそうではなくて、

 

弱っていて、怯えていて、

ペシミスティックになっている自分を

認めてあげること、

それを続けることこそが、

「変わる」「変える」ことなんですね。

 

いつも申し上げている、

自分をそのまま受け入れることです。

 

変わらないじゃない、

と思われたかもしれませんが、

変えるのは、外的な基準による

能力や感情の方ではないんです。

 

それは決して、

傲慢になることや、

人の迷惑省みず好き勝手をすること

ではなく、

 

何でもかんでも自己正当化したり、

ひたすら他者否定ばかりすることにより

自己優位性を獲得しようとすること

でもなく、

 

欠点と認識する自分を認め、

自分の中に受け入れ、

そうやって統一した自分の判断によって

次の行動を選択する、

 

その選択の継続の中にこそ

生じることが「変える」「変わる」ことだと

思うのです。

 

数字に0の概念があるように、

今の自分を心の中で丸ごと認め、

その自分と生きていく。

 

自分の中の苦しさの原因、

例えば、自己批判ばかりでなく、

他者攻撃や中傷は、

 

それだけで

自らを疲弊させることに気づき、

そこから自分を解放して、

 

よく言われるように、

そのままの自分を『活かす』生き方を

何度でも試みることです。

 

それこそが、

『変わらず変わる』ことの

極意かもしれません。

 

スティックはいりません。

「変われ」と叫ぶ必要もありません。

 

意志の力を過信することで陥りがちな

行動や情動の依存症化に注意しながら、

 

『今を一番大切にする』

『自分そのものを認める』

ことをやり続けると『決める』ことです。

 

いつもの結論に落ち着いてしまった

感はありますが、

変わらず、変わる、

 

それを一緒にやって生きましょう。

 

 

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ー今回の表紙画像ー

『自作ラディッシュ2』

取れすぎちゃって困った♡

とりあえず塩もみで一杯、かな。