自己受容は最大の変化の手段

日々の棚卸

 

自らの人生に変化を起こしたい、

あなたもその一人だと思います。

 

パッとしない人生とか、

地味な人生とか、

うだつの上がらない人生とか、

そういった人生を変えたい。

 

どうしようもない孤独感、

やりきれなさ、

怒りや恨みに絡めとられる日々、

行きたくない会社、

怒鳴られる日常、

毎晩脳裏を過る過去の出来事、

哀しさ、悔しさ……。

 

文字にしてしまえば、

どこか無機質に感じられることもあるけれど、

自分の内側に深く横たわるその感情は、

既に自身を欺けないところまできている。

 

そんな時間を終わらせて、

自らの日常に変化をもたらしたい。

自分自身に変化をもたらしたい。

 

私にはそんな時期があって、

一方でその考え方に

抵抗感も持っていました。

 

何となく、

片手落ちというか、

そうなんだけど

そう簡単にまとめられるのは

感覚的にしっくりこない、

というのが正直なところ。

 

それもそのはずで、

変化の前の自分を

置き去りにする気がして

仕方がなかった。。。

 

それが受け入れがたかったのだと

今ならわかります。

 

そして、おそらく

いえ、間違いなく、

自分が自分を大切にしながら

変化を起こすためにも

実はそれは正しい感覚だと思います。

 

自分の一部でしかない何かを切り捨てて

起こる変化、起こす変化とは、

いったい何なのでしょう。

 

あなたが変化を望むのは、

苦しんでいる部分の自分を

何とかしたい、

ということではないでしょうか。

 

変化は、

変化しない自分を認めて始まります。

変わろうとしない自分を認めて始まります。

変われないと落ち込んでいる自分を認めて始まります。

変わるなんて無駄とそっぽを向いている自分を認めて始まります。

 

自分が認めたくない自分、

自分が無視している自分、

自分が遠ざけている自分、

を受け入れて始まります。

 

自分を変えたい人は少なくありません。

まず行動してみる人もいます。

それはそれであり。

 

きっかけはともかくも、

自分を受け入れるということは、

自分の内面世界が変化し、

世界の見方・受け止め方が書き換わり、

その結果として行動が変わるということ。

 

それは、

自分が求めていた想いの再獲得、

自分が無意識に行っていた認識の変化、

それらに基づいて起きる行動の変化、

へとつながっていきます。

 

自分をしっかりと受け入れた時、

変化は必然のものになります。

 

素敵な未来、

自分が望む未来、

実現したい状態を

想い描ける人はそれでいい。

 

なぜなら、想いは人を

その方向に沿って

変化させる力を持っているから。

 

でも、そんなもの

想い描けないよという人も、

まずはそう感じる自分を含めて、

これまで放置してきた自分自身を

しっかりと認め、

受け入れてみてください。

 

私たちは複数の自分から構成されています。

 

だから、

切り離していたり、

遠ざけていたり、

無視していたり、

した自分が『統合』されてくると

とても生きやすくなるんです。

 

裏を返せば、

世界もまたそんな自分の変化に

呼応してくれるようになります。

 

自分が変わると世界が変わる。

自分の変化は自分自身を認めること。

自分を認めることとは、

今以外の自分をも大切に認めること。

 

変化の根源は

常にあなたの中にあります。

 

ー今回の表紙画像ー

『晴れた日曜に海ほたるへ向かう』